「不倫した夫を許せません」「許す必要などありません」

夫が不倫をしてその不倫関係は清算された。そして夫婦でやり直して行こうと二人で決意した時、妻は夫の不倫を許すか許さないかで、葛藤しますよね。

 

夫婦でやり直して行くのに、夫の過去の不倫を許す必要はあるのでしょうか?今回は、「不倫した夫を許せません」「許す必要などありません」というのがテーマです。

許す必要はない

結論から述べると、夫の過去の不倫を許す必要はないと思ってます。

 

夫から不倫などという行為で激しく傷つけられたのに、本心から許すことができる人っているのでしょうか?

 

よく男性芸能人で、「浮気がバレたけど、妻に謝ったら許してくれた」といったネタを笑い話で語る人いますよね。

 

そういうエピソードを聞くと、みんなが「よく出来た妻だなー」とか、「やっぱり男は浮気くらいするし、結局許されるんだね」みたいな、微笑ましい感じで収束していますよね。

 

しかしあのような芸人さんの妻も、本当は許したくて許してるわけじゃないと思います。

 

許さざるを得ないと言うか、夫婦で一緒にいるしかないような事情があるはずです。

 

特に歌舞伎役者などの伝統芸能人の奥さんは、「浮気も芸のうち」とかいう隠れ蓑にずる賢く隠れる夫を支えるのが仕事だと世間的にも思われてしまっている。

 

そのために表面上は許しているということにしているだけだと思います。

 

伝統芸能人の妻は……夫が浮気したら、これはもう許すフリをして我慢するしか仕方がないだろうな、とは思います。

 

しかし、あなたの夫は伝統芸能人ではありません。

 

世間にどう思われようがあなたが夫を許すことができないのであれば許す必要などないのです。

 

世間の風潮が「男は浮気くらいする」「不倫くらい許すのが良い妻」であっても、あなたがその考えに従わないといけない言われはありません。

妻が至らなかったから不倫したから許すべき?

夫婦間に、例えば妻が夫を寂しい思いをさせたとか、育児で手一杯で夫をかまってやらなかったとか、夫をホメてあげなかったなど、妻の落ち度があったとします。

 

しかしそんなことは夫婦であればお互いにありますよね。

 

夫だって完璧な夫であったわけではありませんし、妻側だっていろんな言い分があるはずです。

 

私が至らない妻だったから夫は不倫をした。だから許してあげないといけないし、今までのことを私が反省して改善しなければならない。

 

そのように思うなんてとんでもないことです。

 

それこそ感覚がおかしいし、男性側の不倫だけを容認するような男尊女卑の古い考えだと思います。

 

逆に「夫の稼ぎが少ないから妻が不倫した」「夫がハゲたから妻が不倫した」「夫の足が臭いから妻が浮気した」

 

この論理が通るのか?通るわけないですよね。

 

また最近怖いなと思うのは、夫婦円満カウンセラーとかを名乗る人にも、「不倫の原因は妻にあるから愛され妻になるように努力しなければいけない」と主張している人がいることです。

 

自分を責めている妻の心につけこんで、愛され妻を強要し、妻の心をどんどん追い込む。そういうビジネスをしている人もいます。

 

何を言いたいかと言うと、夫の不倫は妻のせいじゃないです。

 

夫の心の弱さが不倫の原因なのです。ですから自分が至らなかったから、許さなくてはいけないと思い込む必要などないということです。

許せない、忘れられないというのが健康な心

夫の不倫問題に一度でも悩んだ人は、そのことでいつまでも悩んだり怒りを抑えられなかったり、夫が嫌いになったりするのが当然のことです。

 

夫も許せないし不倫相手の女に復讐したい。夫を殺してしまいたいと思うのも当然のことです。(実際には殺さないでください)

 

それに夫の子供である自分の子供まで憎いという人もいました。これもよくある心理で、決して自分を責めることはないです。

 

許そう許そうとして、自分の本当の気持ちに蓋をしてしまうと、後からその感情が大暴発して、もっともっと大変なことになることもあります。

 

それから、本心から許せないのに許すふりをして、我慢して表面上の夫婦円満を続けたために、妻の心が病んでしまって、うつ病やパニック障害、適応障害になってしまう人もいます。

 

長年夫の不倫問題を我慢し続け、許し続けてきた人が、ついに自殺未遂したということもよく聞く話なのです。

 

無理やり「許さねば」と自分を追い込むと心の病気に発展することがあります。

 

許さない、忘れられないと感じる方が、ずっと心が健康な証拠です。

 

ですから夫の不倫で許したいけど許せないという状態の人は、許さないことを心に決めてみましょう。

 

そして過去の夫の不倫の嫌な記憶がたくさんあるかと思うんですが、忘れようとするのではなく、むしろ思い出すようにしてください。

 

何度も何度も思い出し、何度も泣いて何度も怒る。

 

繰り返し繰り返し自分の心に湧き出る嫌な感情を、そのまま出すようにしてください。

 

あなたの感情はどのような感情でも、あなたのために存在しているのです。

 

たとえ怒りで気が狂いそうになったとしても、その怒りがあなたを狂わせてしまったり殺したりすることはないですから、大丈夫です。

 

心にある怒りというのは、あなたがこれ以上傷つかないように出てきているエネルギーでもあります。

 

夫をどうしても許せないのは、また夫に傷つけられるのではないかと、心があなた自身を守ろうとしているからです。

 

まだ許してはいけない、まだ許してしまうと危険になる、もう二度と辛い思いをしたくない!自分を大事にして頂戴!という、あなたの深層心理からの警笛なのです。

 

ですから、許せないという気持ちがあるのなら、それを大事にしてあげてください。

夫を許せる日は来るのか?

とはいえ、夫と円満にしていきたい時に夫をいつまでも許せないままだと、お互いに辛いですよね。

 

いつか許せる日は来るのかという疑問もあると思います。

 

いつか許せる日が来るのかどうかというのは、本当に分からない問題です。

 

実際死ぬまで許さずに生涯を終えるという妻もいると思います。

 

しかし、許すというより「あなたの心が楽になる方法」というのはあるはずです。

 

それは先ほども述べたように、まずは今現在、許すことができないという気持ちを大事にしていくこと。

 

つらかったことを忘れようとするのではなく、こまめに思い出し、心の中に詰まってる嫌な感情を丁寧に出していくこと。

 

そうすることで、あなたの中にある許せないというエネルギーがだんだん弱くなってきます

 

時間が経ち、許せない気持ちが小さくなってくる。

 

次第に、「許せないけどそんなに腹は立たない」「まだ許したわけじゃないけど、夫とは仲良くできる」「思い出して涙が出る日が減ってきた」

 

そんな状態になってきます。

 

その時に初めて、夫婦の様子を客観的に観察してみると、許せている状態になっているのだと思います。

まとめ

「不倫した夫を許せません」ですよね~。なので「許す必要などありません」

  • 世間にどう思われようがあなたが夫を許すことができないのであれば許す必要などない
  • いつまでも悩んだり怒りを抑えられなかったり、夫が嫌いになったりするのが当然
  • 自分が至らなかったから、許さなくてはいけないと思い込む必要などない
  • 許せないという気持ちがあるのなら、それを大事にして
  • 心の中に詰まってる嫌な感情を丁寧に出していくと「許せないエネルギー」が弱くなる
  • 次第に「許せないけどそんなに腹は立たない」「まだ許したわけじゃないけど、夫とは仲良くできる」という状態になっていく