旦那さんが浮気相手を忘れられない様子。。。別れたはずなのに、女にまだ未練があるのかな?
このように感じると、奥さんはとてもつらいですよね。
不倫関係を清算すると、不倫者独特の「ある種の未練」が残るようです。
しかしそれは我々が一般的に考える「未練」とは違います。
浮気相手を忘れられない夫、その恋は本気?
浮気相手と別れたはずなのに、いつまでも過去のメールを読み返している
遠い目をしたり、ため息をつく
相手の女性への未練ともとれる言動があると、夫は彼女に本気だったのではないか?本当に私と別れて、彼女と一緒になりたかったのに私が仲を引き裂いたのではないか?
そのように思うかもしれません。
しかし、不倫恋愛は通常の恋愛とは違います。
別れた後に未練がある感じがするのは、不倫独特の心理が働いているからです。
失ったものへの執着
通常の恋愛とは違って不倫恋愛は、「心の隙間を埋めてくれるもの」です。
相手の人間的魅力に恋しているわけでもなければ、信頼と愛で結ばれている関係でもないです。
男性の場合、相手女性に求めるものは、性的な満足、承認(認められること)、男性としての支配感、非日常的刺激と興奮などです。
不倫によってこれらを一時的に満足させてきたのに、失うことになったために、惜しいと感じる。
それが不倫独特の未練です。執着とも言いますね。
無料でセックスさせてくれる女を手放す惜しさ
特に男性にとって、何の責任も負わずに気軽にセックスさせてくれる女性を失うことは、惜しいと思うものです。
これはなかなか女性には理解できないかもしれませんが、本能的欲求なので、男性自身にも制御できない感情だと思います。
何の女性的魅力もない人であっても、ただやらせてくれる、それだけで手放すのを惜しく感じるのです。
すっと身を引いた浮気相手の女に未練が残る
恋愛では、追われると逃げたくなり、逃げられると追いたくなりますよね。
夫の浮気相手の女が潔く身を引いたり、別の男性ができたために夫と別れた時、こういった心理が働きます。
彼女に逃げられてしまった。。。寂しいし、惜しい。
逃した魚は大きかった……みたいに感じることがあります。(錯覚ですが)
不倫行為への依存があると禁断症状的になる
不倫関係は長く続けば続くほど、恋愛感情そのものは消えていきます。
長くなれば、恋愛感情で結ばれているというより、お互いの欲求を満たすアイテムを、お互いに捨てられないという関係性になるわけですね。
執着的依存の状態です。
お酒で日常の嫌なことを紛らわしていた人が、お酒を切らしてしまうと、すごくお酒が飲みたくなります。
身近にお酒がないことが非常に辛く、イライラして、酒のことばかり考えてしまう。
アルコール依存症の人はこうなりますが、浮気をやめた直後の男性も、これと同じような現象が起こります。
- 仕事がストレスだ、酒を飲みたい(でも飲めない、寂しい)
- 仕事がストレスだ、彼女とセックスしたい(でも会えない、寂しい)
のような感じです。
これは相手本人と会いたいのではなく、依存行為をもう一度したいだけです。
浮気相手の女が魅力的なのではなく夫の心の問題。依存症の克服期間と思って
不倫は、男女関係なので、どうしてもそこには恋愛感情があり、何らかの絆があるように思ってしまうのは当然です。
妻の女性としてまともな感覚でこの二人を見ていると、もしかして二人は本当に愛し合っていたのではないか?と思うのも無理はありません。
不倫者たちも、自分たちの恋愛は本物だと錯覚しあっているので、LINE やメールのやり取りもドラマチックなものになりがちです。
夫が別れた女に未練タラタラだと、相当魅力的な女性だったのではないかと思い、妻の自分が女性として劣っているように感じるかもしれませんね。
しかし、不倫恋愛は通常の恋愛ではなく、執着・依存関係になっているケースが非常に多い。
依存症者から、依存物質を引き離す時、強い禁断症状が現れますよね。
アルコール依存症者が酒を断っている時に、強く酒を求めるのは、酒そのものに魅力があるからではないことは理解できると思います。
酒を飲んだ時の興奮、全能感、嫌なことを忘れられる安心感を求めて、酒を欲しくなるわけですよね。
不倫者たちも、それと同じです。
相手に魅力を感じているわけではなく、自分の中の心の隙間が埋まる感じが心地よかっただけ。
そして求めているのは、心の隙間を埋めたいという欲求なわけです。
本当の解決のためには、夫本人が、「依存症的な理由で浮気相手を求めていただけで、恋愛だと思っていたけど、それは違っていた」と気付かないといけないです。
しかし、それができるかどうかは夫の人間力にかかっているので、妻がどうこうできる問題ではないかもしれません。
ただ、少なくとも妻は、夫が浮気相手にまだ未練があるかも?と不安になる必要はありません。
依存症者が依存から回復するためのリハビリ期間だと思って、見守れるよう、頑張ってください。