夫が浮気したことに気づくと、夫はなぜ浮気をし始めたのだろう?と、奥さんはいろいろ考えると思います。
奥さん側が想像する浮気の理由と、男性側が浮気をする理由には大きな差があるので、普通の感覚の女性が「夫が浮気した理由」をいくら考えてもはっきり分からないと思います。そして
- 相手の女がすごく魅力的だったからだ……
- 女としての魅力が乏しくなった私(妻)に飽きたんだ……
- 私が居心地の良い家庭を作っていなかったから、居場所を求めたんだ……
に代表されるような、「自虐思考」に行きついてしまうことが多いです。
さらに、浮気男性の心理を学んでいくと、「ストレスが強くかかってきた時期に、ストレスから逃げるように、現実逃避的に浮気に走ることがある」という情報も目につくと思います。
ただ、既婚男性が浮気を始めるきっかけは本当に些細なことが多く、そもそも「理由はありません」みたいなケースばかりです。
性欲を満足させたかったから、とか、何となく……みたいな、理由とはいえないような理由。
ですから、あれこれ理由を考えてしまいたくなるのはわかりますが、ほどほどにしておいた方がいいです。
順風満帆だからこそ浮気を始める人もいる
ストレスから逃げるように浮気した、という男性も実際にいるようですが、逆に自信たっぷりで仕事も家庭も順調!という状況のときに調子にのって浮気をはじめる人もいます。
特によく聞くのは、管理職昇進してしばらくしてから、というもの。
これは、会社である程度認められ、部下もついて頼られるようになる頃ですよね。
そういう状況のとき、ちょっと自制心の利かない人だと「俺って実はすごいかもしれない」といった勘違いをすることがあります。
その波に乗って、エネルギーの方向を仕事オンリーに向けていく人であれば、成果も出ていいのですが……
そのときに女性との出会いがあったり、部下の女性から運悪く(本人にとっては運良く)ねちっこい相談をされたりすると。
「俺ってまだいけるかも?」という調子に乗った気分が女性に向いてしまうわけです。
仕事や家庭で順風満帆だから、ついでに新しい女を試してみたい。
そして、男としての自信も感じたい。
家庭人、職業人、そして男性として、もっともっと満喫したい!みたいな感じで、どんどん調子に乗ってしまうタイプの不倫男性もいるということです。
調子に乗った浮気夫に間違った対応をすると?
このタイプの人たちに対し、ストレスケアをしようと、奥さんが夫に対し、優しく包み込むような対応をしてしまうと、浮気夫はますます調子に乗りますよね。
浮気の根本原因はストレスではなく、「調子こいて慢心している」なわけですから。
あるいは、浮気した理由は私(妻)が子どもばかり構っていて、夫に寂しい思いをさせたからだ!と、結論づけてしまうと。
奥さんは今以上に夫を家庭でもてなし、夫の機嫌を損ねないようにすると思います。
しかしこのタイプの浮気夫に、奥さんが家庭で気を遣いすぎると、もっと調子にのってしまいます。
「浮気くらいしたって妻は怒らないようだ。家庭が壊れることはないから、このまま浮気を続けていよう」みたいに奥さんに甘えるのです。
調子に乗って浮気をするタイプの男性は、前述のとおり管理職になっているような世代であったり社会的にも認められる実績があったりしますね。
40代後半から50代以降の人……
一方、この年齢層の男性は生理的な男性機能は低下しているので、その部分を復活させたい!という動機で浮気に目が向く人もいます。
日頃家庭も順調、仕事も絶好調、でも男性機能が。。。
そこにコンプレックスが芽生えてきた人のうち、「全能な俺」をどうしても達成したいとこだわり始めて、身近にいて都合よく使えそうな女に手を出す。
これも結局は、ストレスが辛いから、とか奥さんへの愛が冷めたからとか、女の魅力に参ってしまって、という動機ではありませんよね。
とにかく「すごい俺」と感じられるアイテムをもっと増やしたい。
今でも俺ってすごいけど、もっとすごくなりたい!と調子に乗っているからこそできる暴走だったりします。
たしかにこういう人の深層心理まで覗いてみれば、そこには男性として枯れていくことへの強い恐怖のようなものがあるのでしょう。
ただ、そこまで深いものはなく、「ご飯食べてお酒飲んだ後にデザートも食べたい」みたいな感じで「家庭も仕事も満足、だから女も」的に浮気をする男性もいるのです。
その人たちにはその人に合わせた対応をしないと、結局水面下で継続されたり、今の浮気が終わっても、また別の女と浮気を再発させたり、といったことが起こります。
一概に「浮気した理由は〇〇」のように考えない方がよくて、それぞれのケースごとに浮気に至った動機ってさまざまですから、それに合わせた対応をしないといけないように思います。


