不倫問題に悩む人は、カウンセラーに相談することも考えると思います。
カウンセラーの種類は色々ありますが、今回は心理カウンセラーに相談するメリットデメリットをお伝えします。
メリット1:心のケアを重点的にしてもらえる
当たり前ですが心理カウンセラーは、相談者の心を安定した状態に戻すことを本業としています。
夫の不倫問題があると心がボロボロになって、鬱っぽくなったりすることがありますよね。
夫の携帯チェックがやめられないとか、不倫関連のブログを読み漁るのを止められないとか、ある種の強迫神経症になっている方も多くいます。
そういった方にとっては心理カウンセラーが強い味方だと思います。
カウンセラーの中には、辛い気持ちをしていくセラピー(心理療法)をしてくれる人もいますので、ただ話を聞いてもらうというわけではなく心の負担を軽くしていく専門的な支援を得られます。
メリット2:あなた自身がどうしたいのか、に焦点を置いてくれる
不倫問題の渦中、妻は夫との関係を今後どうしていきたいのか、本人すら分からないという状態になっているのが普通です。
不倫問題のカウンセラーの多くは、「証拠を取って離婚を突きつけた方がいい」とか、「女に慰謝料を請求しなさい」とか、現実的な対処法を教えてくれます。
しかし本人の意思、感情をあまり考えてくれない人もいます。
一方、心理カウンセラーは相談者本人がどうしたいのか何を感じているのかを、一緒に探ってくれます。
基本的には、こうしなさいああしなさいと、対処法を指示することは少ないです。
相談者本人が今後どうしていったらいいのか自分でもわかっていないところから、だんだんと道が見えてくるようにサポートしてくれます。
デメリット1:不倫の対処法のアドバイスが弱い
心理カウンセラーは、基本的に相談者の心に寄り添うことが仕事です。
そのため不倫の対処法についてはそれほど専門的な知識を持っておらず、助言をしてくれても一般的な内容になりがちです。
「あなたはどうしたいですか?」「それをするとどう感じますか?」みたいな会話になりやすく、本当に相談者さんがどうしたいのかさっぱり分からないような混乱している時には、なかなか焦点が定まらないまま時間が過ぎてしまうこともあります。
一般的な町のカウンセラーは、うつ病や適応障害などを扱っているので、不倫問題に苦しんでいる女性が独特の心理には疎いというケースもあります。
さらに古いタイプのカウンセラーだと「ご主人の浮気ぐらい大したことないかもしれませんね」とか「夫婦関係は、許しあうことで成り立ちます」みたいな、昭和的なアドバイスで終始し、傷ついてしまうこともたまにあります。
デメリット2:探偵や弁護士との連携が弱い
離婚カウンセラーと違って、探偵や弁護士との連携は弱めです。
不倫問題の対処には探偵調査をして、しっかり証拠固めをする必要があるケースも多いです。
その際、探偵や弁護士事務所との連携があるとスムーズなのですが、心理カウンセラーにはこういった連携は弱い人は多いです。
デメリット3:相談料が高い
心理カウンセラーが相談料だけで生計を立てています。ですから1時間8000円から15000円くらい費用がかかります。
不倫問題は妻の心をボロボロにするので、時には心理カウンセラーの援助を受けて心を回復させないといけないと思います。
一方不倫問題が継続しているのであれば、心の問題だけしていても、事態は良くなっていかないですよね。
だって、自分の家庭の中に加害者がいるわけですから。
傷ついた心をケアしてもケアしても、引き続き加害者である夫があなたを傷つけ続ければ、心の回復は一進一退を繰り返すだけです。
最近は心理カウンセラーの中にも、不倫問題を研究し、不倫で傷ついた妻の心のケアと対処法を支援する人が増えてきました。
一般的な街の心理カウンセラーではなく、不倫問題専門の心理カウンセラーの方が、適切な対処と心のケアを同時にしてもらえると思います。