夫の不倫問題に悩んでいる人は、カウンセラーに相談することも考えていると思います。
カウンセラーにも色んな種類がありますが、今回は、離婚カウンセラーに夫の不倫問題を相談するメリットデメリットを考えましょう。
メリット1:夫婦問題に関する詳しいアドバイスをもらえる
最近の離婚カウンセラーは、夫婦修復のためのアドバイスを積極的にしてくれる人が増えてきました。
ですから必ずしも離婚を前提としていなくても、相談することによって夫婦仲の改善アドバイスしてもらえます。
相談者が離婚するか、夫とやり直すかを迷っている場合であっても、相談者の気持ちに寄り添って導き出せるように相談に乗ってもらえます。
メリット2:探偵や弁護士との連携にも強い
不倫問題は、証拠集めや法的な対処も必要になる問題ですよね。
結果的に離婚を選ぶことになれば、法的な処置や金銭問題も考えなければいけません。
離婚カウンセラーはこういった問題に非常に詳しいですし、必要であれば探偵業者や法律家に紹介してくれたりなど、トータルなサポートを受けられます。
メリット3:夫婦問題特有の心理を共感してもらえる
離婚カウンセラーの多くは離婚を経験した人です。自分が離婚問題で非常に苦しんだことがあるためか、相談者の気持ちを本当に理解してくれます。
離婚カウンセラーの中にも、浮気・不倫問題に特化していたり、夫の借金問題や DV 問題に特化していたりしていますね。
おそらくその離婚カウンセラーが、その分野で自分が今まで悩んできたことがあるからこそ、同じような問題に悩んでいる相談者の力になろうとしているのだと思います。
ですから不倫問題で傷ついている気持ちを心から理解してくれるケースが多いです。
一般の心理カウンセラーよりも、微妙な心情の共感力が高いはずです。
デメリット1:トータルサポートの場合、相談料が高い
離婚カウンセラーは探偵業者や弁護士との連携が強いことはメリットではありますが、やはりトータルサポートを依頼したとなると、そのぶん費用がかさみます。
カウンセリング料金以外にも、探偵に依頼すれば100万円ぐらい必要になってきますし、法律家に依頼して相手の女に慰謝料請求しよう、という展開になれば弁護士への依頼料もかかってくるからです。
デメリット2:心のケアは後回しになりがち
離婚カウンセラーの多くは現実的な対処をアドバイスしてきます。
「証拠は取りましょう」
「夫にきちんと伝えましょう」
「女にきちんと慰謝料を請求しましょう」
「夫に反省を促しましょう」。。。
具体的な対処法を教えてくれるのはありがたいのですが、あなたの心がそれを本当に望んでいるかどうかは後回しになりがちです。
本当はもう少し時間を置きたい、本当はまだその決断はできていない、とあなたは感じていても、「今やらないと手遅れになる、今それをするとこうなる可能性がある」など、常に現実的な行動を勧められます。
あなたが納得していない行動も、半ば強制的に取らされることになるので、後から「あんなことを言われるままにしなければよかった……」と後悔することもあり得ます。
さらに、あなたがうつ病になっていたり適応障害になっていたりと心の病気になっていたとしても、離婚カウンセラーは心理カウンセラーと違って心理的なケアはあまり得意ではないです。
心の病気は現実的な対処をしていれば治るとか、夫の浮気が終われば勝手に治るものだと主張している人もいます。
しかし、かなり重症な心の病になりかかっている人は、その状態を放置すると最悪、自死の問題が出てくるなど心と体が壊れる危険もあります。
離婚カウンセラーに依頼する際の注意点
相談料が安い場合、実は探偵業者では?
相談料が無料とか異常に安い場合は、離婚カウンセラーを名乗っているだけで本当は探偵業者であるということが多いです。
その場合は、本来のカウンセリングというよりは、探偵調査の契約の商談の場になっていることがあります。
通常、カウンセリングは1時間1万円くらいはするものです。
相談料が無料、あるいは安すぎるところは、他にキャッシュポイント(利益を出す商品)があるはずです。
浮気・不倫問題を扱う相談所であればおそらくそのキャッシュポイントは探偵調査料です。
カウンセラーの主張に違和感はない?
また離婚カウンセラーの書いてるブログなどを読んでいると、その人がどんな思想でどう対処しているのかが分かるので、無理なくしっくりくることを発信している人を選びましょう。
離婚を強烈に進めてくるカウンセラーも当然いますから、これらの方に依頼すれば、高い確率で離婚の方向へと誘導されていくことでしょう。
あるいは「浮気するような夫や浮気相手の女は叩きのめすべし!会社にも暴露したり女の両親にも直談判するぐらいの気概を持って戦わなければならない!」みたいな強硬派の主張をしているカウンセラーもいます。
もちろん、そういった方法に共感できて、是非やってみたいということであれば、強力なサポーターになってくれることでしょう。
しかしカウンセラーが書いている内容についていけないと思ったり、極端だなと感じることがあったら、もう少し時間をかけて考えてみましょう。
その方に依頼すれば、当然その方の指示通りに動くことになるのです。
「今はこの人の主張している方法は取りたくないな」と感じるのであれば、様子を見た方がいいと思います。