夫に、浮気をしたことを後悔させる方法はないだろうか?そう考える奥さんの動機には二つあると思うのです。
一つは報復。二つ目は再発防止のため。
報復目的なら、合法的に後悔させればよい
もし、報復のために後悔させたい!と思うのであれば……奥さんの愛はもうすでに消えているわけですよね。。。
そうであれば、さまざまな方法が思い浮かぶことでしょう。
離婚を前提にするなら、それこそ違法でなければ何をしてもいいのでは?と思います。
浮気夫が今後どうなろうが知ったことではありませんしね。
浮気する男性は、まさか自分が妻に棄てられ家庭も子どもも失い、経済的にも社会的にも損失を被るかもしれない、とは思っていません。
浮気のリスクは全然わかっていないのです。
「バレないから大丈夫だ」とか「妻は許してくれるから平気」みたいに甘く考えています。
ですから、思いのほか奥さんがキレてしまって、何もかもを失ったら。
不倫者どもの悪事を周囲に(合法な範囲内で)告知され、社会的・経済的な制裁を加えられ、素寒貧状態で棄てられたら?
夫はいずれ、浮気したことを心底後悔することでしょう。
浮気の再発防止のためならなおさら、後悔はさせるべき
一方、奥さんがまだ夫と夫婦で居続けたいと思っているとき。
その状態で「夫に後悔させたい」と考えるのは、それは、後悔させることによって再発を防ぎたいということですよね。
そして、浮気によって奥さんが深く傷ついているということを夫に理解させたい、反省させたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
もしそういった気持ちならなおさら、浮気の再発防止のためにも大いに後悔させるべきだと思います。
もちろん、やりすぎると夫も心が折れますし奥さんとの関係も悪くなりますから、どのような方法を使って後悔させるか?となると
離婚前提で夫に制裁を加える人よりは、少しマイルドな方法にしないといけないとは思います。
しかし多くの奥さんは、夫が浮気を終わらせて家庭に戻ってきたら、許してあげて浮気のことを忘れ、蒸し返さないように努力されますよね?
世間的にも「浮気をやめたなら、もう忘れてあげないとダメ」「蒸し返したら夫婦仲が壊れる」など言われているので、そうかも……と、頑張って夫を許そうとする。
ただ、奥さんのそっち方向への努力は、浮気の再発および水面下での継続につながるかもしれないので、むしろ悪循環になるように思います。
浮気を許す努力は再発・水面下のリスク大
なぜなら、浮気する男性というのは、基本的に奥さんに甘えています。ナメていると言ってもいいです。
また、浮気のリスクにも気づいておらず、バレても何とかなるし、浮気くらいで家庭は壊れない、謝ったら許されるものだ、みたいに思っているわけです。
だから浮気などというリスキーな行為ができてしまうのです。
それなのに、一度目の浮気で奥さんが楽に許してくれたら?
奥さんが一生懸命「夫が浮気したのは私にも原因があったからだ」と、良い妻になる努力をしはじめたら?
夫の方は、「浮気したけど、妻には許してもらえた。むしろ妻が俺を立てるようになった。やっぱり(浮気くらい)大丈夫なんだな」と悪い意味で安心しますよね。
もちろん夫も、本当に女と別れて奥さんとやり直したいと思ったその瞬間くらいは、「もう二度としない、妻を傷つけないようにしよう!」と決意しているかもしれません。
しかし浮気には依存性があるので、一度その世界を体験すると、しばらくしてからまたやりたいと思うようになります。
浮気の性行為は、違法薬物やアルコール、パチンコ(ギャンブル)などと似たような依存行為だからです。
ですから、薬物やアルコール依存の人たちと同じ程度に依存物から引き離し、なぜ依存したのかを学び、次にやったら本気でヤバいという危機感を持たせないと、再発の可能性が出てくるのです。
そういう現実をふまえると、一度浮気した夫に、浮気したことを後悔させるように働きかけるのは大事だと思います。
再発を防ぐために、もし水面下で継続しているならそれを断ち切らせるために、そして何より、奥さんの心のケアのために、です。
少なくとも、浮気を軽く許してあげてしまうことは、やめた方がいいです。
普通に考えて、浮気されたことをサクっと許してあげることなどできないはずです。
それを奥さんが努力して許そうとすることは、メンタルがボロボロになり疲弊するだけです。
許してあげて楽になるのは、夫だけ。
そして、楽に許された夫は反省することも後悔することもできないです。
ですから、奥さんが傷ついてどん底に落ちているのなら、それを夫に知らせること、立ち直るのに協力させることです。
妻の心の傷は妻だけの努力では治るのに時間がかかりますが、夫の協力があれば時短できます。
自分の行為で妻がここまで傷ついてしまう、もし次に浮気したら妻は本当に病んでしまうか、自分を棄てるだろうな。
そう思うことが、再発の抑止力になります。
ありありとイメージできるくらい夫に危機感を抱かせる
他にも奥さんが覚悟できれば、ですが、過去の浮気について本格的に清算させる取り組みも有効だと思います。
過去の不倫女に慰謝料請求をするとか、浮気の事実を周囲に告知して、二度と浮気できない環境にしておくとか。
そして、次に浮気問題を起こしたときは、妻に棄てられ経済的社会的な制裁を与えられることになる、ということが、ありありとイメージできるくらい夫に危機感を抱かせるのです。
ここまでできる奥さんは少ないと思います。覚悟も要りますしね。
しかし、いつまでも覚悟ができない奥さんほど、夫から浮気を繰り返されているのが現実です。
- 夫に嫌われるかも?
- 夫婦仲が悪くなるかも?
- また不倫女に寝取られたらどうしよう?
そういう状態であれば、夫は奥さんをナメ、「浮気くらいいいだろ、ごちゃごちゃ言うなら離婚だぜ?」となってしまうのです。。。
妻の覚悟によって再発の有無が決まる
浮気問題をきっかけにどこまで夫から精神的自立ができ、「いつまでも虐げられる女ではない」と自分を立て直せるか?
その覚悟によって、再発の有無が決まってくると思います。
夫に、浮気したことを激しく後悔させるほど、毅然とした態度がとれるかどうか。
難しいですが……再発防止のためにチャレンジして欲しいです。
もちろん、それだけの努力をしても、浮気をやめられない男性もいますからね。
そういう人であれば、次は「この人とどう歩んでいくか」を考えるべきで、それこそ精神的自立ができていれば答えは簡単に出せるはずです。



