旦那さんが他の女性と性行為をしていた。
それを知った女性は、夫のことを気持ち悪いと思うのは普通です。
しかし、これから夫婦としてやっていく為にも、ある程度乗り越えないといけませんよね。
浮気発覚後、2~3年は続く気持ち悪さ
旦那が浮気していた、風俗に通っていた、他の女としたことを想像すると気持ち悪くて仕方がない。
触れられたくないし話しかけられたくもない。顔も見るのも嫌。夫のものを洗濯するのも嫌。。。何もかもが気持ち悪い!!!
このように悩んでいる奥さんはとても多いですね。
浮気が発覚してから半年ぐらいは、ほとんどの人がこの状態になると思います。
長い人は3年から5年続く人もいますし、あまりの気持ち悪さに離婚を選ぶ人もいるぐらいです。
旦那が気持ち悪くて悩んでいるということは、自分のこの気持ち悪い感情を、感じてはいけない、なくなってほしいと思っているからですよね。
旦那さんとこれからも夫婦でいたいのに、気持ち悪すぎて一緒にいたくないという気持ちもある。
気持ち悪すぎて夜の生活も復活できない、このままだとまた旦那は他の女のところに行ってしまい離婚になるかもしれない。
そうならないためにも、早く自分のこの気持ち悪さをなくしてしまって旦那と元のような関係を復活させなければいけない!
そのように思うから、自分から湧き上がってくる「旦那が気持ち悪い」という感情が怖いのではないでしょうか。
出てくる感情を否定せず流す
この気持ち悪さは、生理的な反応であって、理性で制御できないです。
女性の本能のようなものですから、「気持ち悪い」をなんとかしようと抑えようとすればするほど、気持ち悪さはどんどん膨らむと思います。
心の反応って本当に難しいです。
ですから、一旦は、気持ち悪くて当然だ、そう思っても仕方がない、みたいな感じで自分の心の反応を許してあげてください。
どんな感情も、あなたを守るために出てきている大事な感情です。
まずは湧き出る気持ち悪さを抑えようとせずに、出てくるままにしてあげてください。
その時には、「私はまだ旦那のこと気持ち悪いと思ってる、旦那に悪いな」「この気持ち悪いのどうにかしたい!」と否定しないことです。
あー気持ち悪いんだね、仕方ないね~みたいな感じで流すようにしてください。
極端な思考に陥っていませんか?
夫が気持ち悪い、そう思ってしまうことが不快だと思うのですが、それはなぜかと言うと
- この気持ち悪さをなんとかしないと、夫婦は破綻するのではないか
- 夫は本格的に愛人の元へ去っていくのではないか
- 夫婦仲が険悪なまま一生仮面夫婦状態になるのではないか?
という大きな不安があるからだと思います。
浮気が発覚する前の、夫に対して気持ち悪さなどなかったあの時に戻らないと、もう二度と夫婦としてやり直すことはできない。。。
と感じているからではないでしょうか?
しかし、これは極端な考えだと思います。
元々潔癖なタイプで、白黒はっきりさせたい人がこうなりやすいです。
- 心から夫を愛せなければ、その夫婦は終わり
- 夫に対して全て心を開いていないのなら、もう離婚するしかない
- 夫を気持ち悪いと思う気持ちは、これからもずっと続くに違いない
夫の不倫問題を前にすると、このように極端な思考になりやすいのはよくわかります。
しかし、夫のことを気持ち悪いと思いつつも、その夫と新たな関係を築いてる奥様もたくさんいます。
夫との性生活が気持ち悪くてできなかったけど、時が経ち夫との関係も良くなってきて、自然と性生活が復活できた夫婦もいます。
今、ご主人のことを気持ち悪いからといっても、いつまでもそうとは限らないです。
夫が気持ち悪いという気持ちを持ちつつも、とりあえず夫婦として、人間同士として仲良く暮らしている人もいます。
夫婦だったら、完全に心を開き、性生活も心地よく継続していないとだめだ、そうじゃなければもう別れるしかない。。。
みたいな極端思考に陥っているのであれば、まずは少し柔らかく考えられるように頑張ってみてください。
夫への気持ち悪いという感情が、もしなくならなかったとしても、夫婦として幸せに過ごすことだってあり得ることですから。
絶対に夫と修復しなければ!という強迫を解く
また、あなたの中に絶対に夫とやり直さなければいけない!という強迫観念に近い思考があると、「気持ち悪い」感情は軽くならないです。
心の底から湧き出る「気持ち悪い」という感情は、あなたを守るために出てきています。
あなたを傷つける人間から距離を置いた方が良い!と感じている本能的な機能が、「生理的に無理、気持ち悪い」という感情で、伝えようとしているわけですよね。
ところが本人が
- 子供のためにも離婚は絶対できない!
- 旦那とのセックスを開始しなければならない!
- 夫を受け入れなければならない!
- 夫とは離れられない!
と考えていたら?本能としては、危険を感じ続けるわけです。
自分を傷つける可能性のある人間と、離れるつもりがないんだ。
傷つけられたとしても、逃げられないと考えているんだ。
だったら、もっともっと「気持ち悪い」の感情を起こして、逃げる覚悟ができるように伝えなきゃ!!
となります。
一方、あなたが、最悪この夫とは別れてもいい。
私を何度も傷つけるなら、この男の元から去ってやる。
このように、自分なりの逃げ道を確保しておくと、本能的な心は安心します。
そうすると徐々に、気持ち悪い、この男に近寄るな!という感情が湧き出るのが減ってきます。
夫に対する態度はどうすべきか
夫に対して気持ち悪いと感じていることを伝えるかどうか?
これは、その時の妻のメンタル状況によって大きく左右されることでしょう。
あなたが気持ち悪いと思っていることは、何となくご主人にも伝わるでしょう。
ある程度は伝わってしまうのは仕方がないです。
ただ、まだ夫婦としてやり直したいと少しでも感じているなら、「あなたのこと気持ち悪いのよ」と、面と向かって言うのはやめたほうがいいかもしれませんね。
(もう言ってしまったのであれば仕方がないですが)
女性が「気持ち悪い、生理的に無理」と感じるということは、相当なレベルで嫌われた、ということは男性も分かります。
こう言われるとご主人の方も、「もう妻とは無理だな。。。」と、やり直しを諦めてしまうかもしれません。
気持ち悪い、生理的に無理という嫌われ方は、解決策がないですよね。
なので、そう思われてしまった側にはできることは何もなく、無力感で絶望してしまいます。
ですからなるべく、言葉には出さないように頑張ってください。(態度に出てしまうの仕方ないと思いますが。。。)
夫に「気持ち悪い」とあえて言ってやりたくなるのはなぜ?
自分が夫に気持ち悪いと感じていることが、自然に伝わってしまうのは仕方がありません。
しかしあえて、夫に対し、「あなたが気持ち悪いのよ!」と伝えたくなる人もいると思います。
この心理は一体どこからくるのでしょう?
それは、あなたがご主人のことを気持ち悪いと思う一方、やはりまだ夫への愛が残っていて、浮気されたことをすごく怒っているのだと思います。
そしてその怒りを夫にぶつけたいのかもしれません。
さらに、なぜ怒っているかと深掘りしていくと、怒りの感情の裏には、悲しみがあります。
- 夫に裏切られて悲しい。
- 他の女性と性行為をされて悲しい。
- また他の女性とセックスするのではないかと不安。
こういった気持ちが怒りに姿を変えて、「気持ち悪い!この感情を夫にぶつけてやりたい!」という状態になっているのではないでしょうか。
この場合は、ご主人に対しあなたの素直な本当の気持ちを伝えるといいかもしれません。
「あなたが気持ち悪い!最悪!もう寄ってこないで!」と言いたくなるのも分かりますが、この場合、それはあなたの本音ではないですよね。本当は
- 私は浮気されて悲しい
- また浮気されるのではないかと不安で仕方ない
- 深く傷ついてまだ立ち直れてない
- この悲しみに寄り添って欲しい、支えてほしい
- 私が深く傷ついたことを理解してほしい
こんな気持ちが潜んでいると思います。
その悲しみに自分で気づくのも難しいし、素直に夫に伝えるのも難しいことだとは思います。
でも、本当は悲しいのに、その時の感情に任せて本音ではないことを言ってしまっても、その時は一時的にすっきりするかもしれませんが、あとからまた悲しい気分になってしまいます。
ですからまずは、夫に「気持ち悪いんだよ!」と言ってやりたいときは、なぜ、わざわざそんなことを言ってやりたいのか?自分の本音を探してみてください。
悲しい、怖い、不安。
怒りで辛い時は大抵、こういった感情がかくれています。
これをするのは夫のためではなく、あなた自身のためと思って試してみてください。