浮気夫が出て行った:もう修復不可能?離婚?夫の思考回路とは

浮気している夫が、ある日、家を出て行った……。

 

あるいは浮気は終わったものの、なんとなく夫婦間はギクシャクしていて、そうこうしていたある日、家を出て行った……。

 

浮気前後のご主人がいきなり家を出てしまうのはなぜなのか。

 

そしてもう、出て行った夫との修復は不可能なのでしょうか。

 

家を出たということは、本気で離婚を考えているのだろうか?

 

浮気前後に出て行った夫がどういう状況なのか、どういうつもりなのかを、考えてみましょう。

 

家を出て行った浮気夫

「お前とはもう無理」「この家には俺の居場所がない」「自由にさせてもらう」などを言い残し、家を出て行ってしまうご主人がいます。

 

その理由としてはいくつかあると思います。

 

特に、そのご主人が、浮気の履歴がある人の場合。

 

浮気の渦中なのか、終わった後なのかによって、それぞれ「家を出て行った」理由が違うはずです。

 

そして、出ていく前の家庭での、奥さんとの関係性によっても、出ていく理由が違います。

 

少し状況別に整理してみると、以下のようになります。

 

夫が明らかに浮気渦中の場合

夫が明らかに浮気をしている最中で、家を出ていくとき。

 

当然ですが浮気夫は、家を出ていく本当の理由は言いません。

 

  • 「通勤が大変だから、会社近くのウィークリ―マンション借りるわ」
  • 「お前とはもう一緒に生活できない、しばらく距離を置こう」
  • 「この家には居場所がない」
  • 「この前お前に○○と言われたことで、もう無理だと思った。一緒にいたくないからしばらく外で暮らす」

 

だいたい、こんな感じのことを言い残し出て行ってしまうことが多いと思います。

 

人それぞれ事情が違うとはいえ、浮気前後の男性の思考を考えると、何を言ったかに限らず、出て行った理由は高い確率で「女に絡んだ理由」だと思って間違いないです。

 

浮気相手の女との自由な生活を求めて出て行った

一番多いのが、浮気相手の女との自由な生活を求めて出て行った、というケースだと思います。

 

この段階で浮気夫に離婚の覚悟などは、おそらくありません。

 

ただ単に、不倫女との堕落した生活を自由に楽しみたいと思っているだけ。。。

 

まさかそんないい加減な理由で?と思うのが普通ですが、我々の想像を10倍上回るほどにぶっ飛んでいるのが、不倫者たちの思考回路です。

 

本当に、ただ楽しみたいだけという理由で家庭から逃走し、女との自堕落な生活を選ぶ不倫男性はいっぱいいます。

 

しかも、公務員や教員、大企業のエリートなど、普段はしっかりされている方の中にも、そういう人は多いですからね……。

 

浮気相手の女は略奪思考が高め

そして、浮気夫が出て行ったとき、出て行った先で一緒にいるのは浮気相手の女なわけです。

 

そうなると、その不倫女は、家庭から出た夫と一緒に暮らすつもりでアパートを借りているとか。

 

あるいは自分の家に浮気夫を転がりこませているとか。

 

いずれにせよ夫と生活を共にしようとするほどの略奪思考を持っています。

 

つまり

  • いつも一緒にいたいから、家を出てきて、私の家で暮らせばいいじゃない
  • 早く離婚して!約束したじゃない。無理ならまず、別居してよ

 

おおむねこういった圧力をかけていて、それに引っ張られるように、女のところへ出て行ったのかもしれません。

 

相手の女にも色々いますが、奥さんと離婚をさせ、略奪婚をしたいと本気で考えている女もいます。

 

そういう女がまずやることは、上記のような圧力を不倫男性にかけて、何とか家庭から引き離すことです。

 

そもそもいわゆる遊び半分の不倫関係の場合、男女共に、家庭から離れることは少ないし、そんな勇気もないです。

 

家庭をキープしたまま、こっそり遊び続けていたい。

 

そう考える不倫者が多いなか、家を出る(出させる)というのは、不倫者二人のうちどちらかに独占思考があるはずです。

 

通常それは、女のほうです。

 

一人暮らしで自由に男と過ごせる生活をしている女。

 

かつ、結婚適齢期の独身女性や、シングルマザーで再婚を狙っている女であれば、「既婚の彼」が家を出てきて自分と一緒に暮らすことを熱望していたりします。

 

奥さんへの優越感も満たされるし、勝利(略奪婚)への第一歩になりますからね。。。

 

普通は、理由なく家を出ていくエネルギーは無い

単純に、女とは関係なく、「家庭に居場所がない」「妻が嫌いになった」などの理由で家を出るという夫もいないわけではないでしょうけれど……

 

現実的に考えると、家を出たらその日から住居費やホテル代がかかるし、その後の生活全般を考えると、すごく面倒臭いですよね?

 

ですから、普通の既婚男性には、理由なく家を出ていくエネルギーは無いです。

 

「家庭に居場所がない」みたいな理由で大金払って妻から逃げる意味はなく、やはりその言葉は嘘であって、「女絡みの家出」の可能性大だと思われます。

 

放置?大人しく戻るのを待つ?あるいは?

浮気渦中の夫が出て行ったとき、どうするか迷いますよね。

 

仕方が無い……いつか戻ってくるかもしれないから待とう、と思うかもしれません。

 

また、修復カウンセラーにこの段階で相談すれば、「あなたがご主人に嫌われたのですよ、暖かい家庭を作って待ちなさい」と、言われるはずです。

 

それを受けて、夫にとって居心地の良い家庭を作る努力を始める方もいると思います。

 

しかし、浮気渦中の夫が出て行ってしまう状態というのは、前述のとおり、相手の女が略奪思考が強いことがあり、放置状態にしておくと、もう元に戻れなくなるということも考えられます。

 

相手の女が狙っているのは、まずは不倫夫を家庭から引っ張りだし、「夫婦破たんしている」という状況を作ることなのかもしれません。

 

残念ながら、そういう事例をたくさん知っています。。。

 

ですからもし、不倫渦中の夫がささいな理由で出て行ったとき。

 

さらにどこにいるのかがはっきりしないときや、居場所が明らかに嘘であるとき(マンスリーマンションを借りたと言っているのに、どこなのかは言わないとか)は

 

誰とどこにいるのか、一緒にいる女は誰か?を、あなたのご家庭を守るためにも探っておいた方がいいでしょう。

 

このパターンのときは、多少費用はかかりますが、探偵を雇ってでも「別居になった理由は不貞」という証拠を持っておく方が良いです。

 

なぜなら出て行ったときにご主人に離婚の意思はなくても、女の略奪思考が強ければ、徐々に女から「離婚してよ」と圧力をかけ続けられ、本気で離婚を考え始めることがあるからです。

 

不貞の証拠を持たないまま別居期間が長引けば、一方的に「夫婦関係の破たん」を理由に離婚を宣告されても、対抗できません。

 

同居中の浮気であれば、探偵を雇わずとも自分で証拠集めをすることもできますが、家出されたらそれもできませんからね……。(不貞を隠すために家を出る不倫夫もいます)

 

不貞の証拠を得たとしても、それをどう使うかは奥さんが後から自由に決められます。

 

決して「証拠を得た」イコール「夫と不倫者に慰謝料請求」「離婚」と発展するわけではないです。

 

証拠を持つことでご主人と女に毅然とした態度がとれるし、修復に向けての話し合いも有利に進められるからです。

 

夫の浮気が終わっている場合

続いて、夫が浮気の履歴があったとしても、すでに終わっている状態の場合。

 

浮気は終わっているのに、家を出て行ってしまうご主人は以下の可能性があると思われます。

 

実はまだ水面下

ご主人がいくら「あの女とは別れた」と言っていても、多くの不倫者はしつこく水面下で関係を続けます。

 

ですから「女とは終わったけどお前とも終わった」とか「しばらく別居してお互い頭を冷やそう」みたいな、曖昧な理由で出て行ってしまったとしたら、第一に考えなければならないのは水面下です。。。

 

この場合もやはり、上述の「浮気渦中の夫の家出」と同じく、探偵を雇ってでも真実はどうなっているのかを確認したほうがいいかもしれないです。

 

奥さんの問い詰めからの逃走

本当に浮気が終わっている男性のうち、奥さんから過去の浮気を責められ続け、逃げるように家を飛び出すご主人もいます。

 

その場合は、奥さんの方にも思い当たることがあるのではないでしょうか。

 

フラッシュバックがひどくて、頻繁に夫に暴言を吐いてしまうとか、暴力的になってしまうとか、冷たい態度がやめられないなどです。

 

あまりにも奥さんのメンタルが回復しないため、ご主人がお手上げ状態になって逃げてしまう……

 

情けないですが結構よく聞く話しです。

 

ただ、この場合はたいてい、夫は行き先を言うと思います。

 

「しばらく実家で寝泊まりするよ」「○○というホテルでしばらく生活するから」……

 

さらに、奥さんとはいつでもLINEなどでつながっていたり、いつでも来ていいよ、と言っていたりします。

 

そのときは、女と一緒にいるわけではなく、本当に、奥さんとの距離を取りたいために出て行ったのだと思われます。

 

奥さんのメンタルが回復すれば戻ってくる可能性

この場合は、奥さんのメンタルが回復し、ご主人への当たりが柔らかくなれば、戻ってくる可能性は高いでしょう。

 

浮気した夫への怒り、問い詰め、フラッシュバックがコントロールできない。

 

そんな奥さんの辛い気持ちを受け止められないご主人は情けないとは思いますが、やはり、奥さんご本人も、自分の心を治していく努力がいるかもしれませんね。

 

また、別居は奥さんにとっても心が休まったりしますので、期限を区切って心をケアし、早い段階で別居が解消できるよう、歩み寄れるといいですね。

 

出て行った=「嫌われた・奥さんの責任」ではない

夫が家を出て行ってしまうと、そこまで私は嫌われていたのか……と落胆するかもしれません。

 

そんなに家庭にいたくないのか……そんなに嫌なのか?と。

 

何となく、夫が家を出る=奥さんがダメ、みたいな風にも思われがちですからなおさらですよね。

 

しかし、浮気履歴のある男性が家から出ていく責任は、夫本人にあるはずです。

 

たとえそれが、「奥さんのことが怖いし嫌い」という理由があったとしても、それを奥さんと話し合って改善する努力もせずに、家を出ていってしまうなんて、思春期の子どもと同じではありませんか?

 

奥さんの努力が足りないから夫が家から出るのではなく、ご主人に隠したいことがあったり、奥さんとの関係を上手に作れない未熟さがあるからではないでしょうか。

 

ですから、出て行った=嫌われたとか、奥さんの責任、とは思わないで欲しいです。

 

そこに囚われてしまうと、不可能なほどの居心地よい家庭づくりで疲弊したり、嫌われないようにと無理をしすぎたりして、むしろ問題が悪化してしまうのではないでしょうか。

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